死に至る病、そして

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。
日本人は健康長寿の人が多いイメージがありますが、実は350人に1人が人工透析を受けているという事実があり現代の健康課題の深刻さを物語っています。
さらに毎年5万人以上が運動不足を原因とする死亡に至っており、身体活動の不足が命を脅かすリスクであることは明らかです。
このような背景の中、アンチエイジングの最適解として注目されるのが筋力トレーニングです。
特に大きな筋肉(大筋群)を動かす運動は健康維持やサルコペニア、廃用性筋萎縮の予防に科学的根拠に基づく効果をもたらします。
これらの運動の健康上のメリットと筋肉の萎縮がもたらすリスクをエビデンスに基づいて探り、筋力トレーニングの重要性をまとめた物は以下の通りです。
筋力トレーニングの健康上のメリット
大筋群を動かす運動、特にスクワットやデッドリフト、ベンチプレス、チンニング等は全身の健康を向上させる多様な効果を持っています。
まず筋力と筋量の増加は日常生活の動作を容易にし、基礎代謝率を高めることで体重管理を助けます。
研究(Schoenfeld et al., 2016)によれば、多関節運動は単関節運動に比べて効率的に筋肥大を促し、特に高齢者ではサルコペニア(加齢による筋肉量の減少)を抑制します。
これにより転倒や骨折のリスクが減少し、骨密度の向上も期待できます(Zhao et al., 2015)。
さらに筋力トレーニングはインスリン感受性を改善し、2型糖尿病やメタボリックシンドロームの予防に寄与します(Colberg et al., 2010)。
日本で人工透析患者が約34万人に上る中、こうした代謝改善は腎臓疾患の予防にもつながる可能性があります。
心血管系の健康も筋力トレーニングの大きな恩恵です。
アメリカ心臓協会(2018)は週150分の有酸素運動と筋力トレーニングの組み合わせが心血管疾患リスクを低減すると推奨しています。
特に大筋群を使った運動は血圧を下げ、血管の柔軟性を高めます(Cornelissen & Smart, 2013)。さらに、運動は脳由来神経栄養因子(BDNF)の分泌を促進し、うつや不安の軽減、認知機能の向上に役立ちます(Schuch et al., 2016)。
これらはアンチエイジングの観点から、身体だけでなく心の若さを保つ鍵となります。
サルコペニアと廃用性筋萎縮のリスク
一方で運動不足は深刻な健康リスクを招き、サルコペニアは加齢に伴う筋量と筋力の低下を特徴とし、高齢者の転倒リスクを2-3倍に高めます(Tanimoto et al., 2014)。
筋量の減少は基礎代謝の低下を招き肥満や糖尿病のリスクを増大させ、人工透析に至る腎臓疾患の遠因ともなり得ます(Kalyani et al., 2014)。
また骨密度の低下は骨折リスクを高め、特に股関節骨折は寝たきりや死亡率の上昇につながります(Verschueren et al., 2013)。
さらにサルコペニアは全死因死亡率を約2倍に高めることが報告されています(Batsis et al., 2014)。
廃用性筋萎縮は運動不足や不活動(例:入院、ギプス固定)による急速な筋量の低下で、1週間の完全臥床で下肢筋量が3-6%減少し、2週間で筋断面積が最大10%失われることが研究で示されています(Wall et al., 2013)。
この状態は代謝異常や血栓症のリスクを高め、心肺機能の低下を招きます(Brotman et al., 2005)。
日本で運動不足による死亡者が毎年5万人を超える背景にはこうした廃用性筋萎縮が関与しているケースも少なくありません。
長期の不活動はメンタルヘルスにも悪影響を及ぼし、うつ症状や認知機能の低下を加速します(Stubbs et al., 2016)。
筋力トレーニングはアンチエイジングの最適解
これらのリスクを軽減する最善の方法は筋力トレーニングを日常に取り入れることです。
週2-3回のレジスタンス・トレーニングは、サルコペニアと廃用性筋萎縮の予防に効果的で、筋量と筋力の維持を可能にします(Fiatarone et al., 1994)。また、1日1.2-2.0g/kgのタンパク質摂取を組み合わせることで、筋合成がさらに促進されます(Bauer et al., 2013)。
高齢者や入院患者でも、軽い運動(例:座位での足上げ)から始める事で筋萎縮の進行を抑制できます。
日本人の健康課題である人工透析患者の多さや運動不足による死亡者の増加を考えると、筋力トレーニングは単なるフィットネスを超えた「命を守る習慣」です。
アンチエイジングの最適解として筋力トレーニングは身体機能の維持、心血管系の強化、代謝の改善、メンタルヘルスの向上を同時に実現します。
毎日の小さな運動が健康寿命を延ばし、5万人を超える運動不足による死亡を減らす一歩となるのです。
結論
筋力トレーニングは大きな筋肉を動かすことで健康を総合的に向上させ、サルコペニアや廃用性筋萎縮のリスクを軽減します。
日本が直面する健康問題である人工透析患者の増加や運動不足による死亡に対抗するため、個人レベルでの運動習慣の確立が急務です。
週数回のトレーニングと適切な栄養で誰もが健康長寿に近づけます。
あなたも今日からトレーニングジムでの筋力トレーニングを始めませんか?それがアンチエイジングの第一歩なのですよと言う話です。
滋賀県大津市月輪1丁目3−8 アル・プラザ瀬田 4F 女性専用フィットネスLBC
無料体験随時受付中