筋肉は人体最大の「ホルモン分泌器官」

 

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滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。

本来筋肉は身体を動かす「運動器」として広く認識されていますが、その機能は単なる運動に留まりません。 

近年の研究では、筋肉は人体最大の「ホルモン分泌器官」とも称され、全身の健康を支える重要な役割を果たすことが明らかになっています。 

定期的な運動や筋力トレーニングを通じて筋肉は代謝、循環、臓器保護に寄与して健康寿命の延伸に貢献します。

筋肉の知られざる機能と運動がもたらす多様な健康効果についての解説は以下の通りです。

①マイオカイン:筋肉が分泌する健康の鍵

筋肉は体重の約40%を占める人体最大の組織であると同時に運動時に「マイオカイン」と呼ばれる生理活性物質を分泌します。 

マイオカインはホルモンと同様に血液を介して全身に作用して代謝、免疫、脳機能、骨の健康を調節します。 

例えば「インターロイキン-6(IL-6)」は運動中に分泌され、脂肪分解やグルコース代謝を促進し、「アイリシン」は脂肪組織のエネルギー消費を高める事で肥満予防に寄与します。 

これらのマイオカインの働きによって筋肉は「ホルモン分泌器官」として比喩的に表現されるのです。 

運動はこの筋肉の内分泌機能を活性化して全身の恒常性を維持する鍵となります。

②血糖値の制御と膵臓・腎臓の保護

運動の顕著な効果の一つは血糖値の安定化です。 

筋肉は運動中にインスリン非依存的にグルコースを取り込む能力を有しており、これにより血糖値が効果的に低下します。

この仕組みは膵臓のインスリン分泌負担を軽減し、膵臓の機能保護に繋がります。 

更に血糖値の安定は糖尿病性腎症のリスクを抑制して腎臓の健康維持にも寄与します。 

こうした効果はウォーキングや筋力トレーニングといった日常的な運動で得られ、糖尿病予防に大きく貢献します。

③筋肉のポンプ作用による心臓の負担軽減

筋肉は血液やリンパ液の循環を促進する「ポンプ作用」を持ち、特に下肢の筋肉は「第二の心臓」とも呼ばれます。

筋肉の収縮・弛緩により静脈血が心臓に戻りやすくなる事で心臓の負担が軽減されます。 

この循環の効率化は心血管系の健康を支えて心臓病のリスクを低減します。 

例えばスクワットやジョギングは筋肉のポンプ作用を活用して循環器系の機能を強化します。 

定期的な運動習慣は心臓を長期的に保護する有効な手段です。

④内臓脂肪の低減と肝臓の健康

内臓脂肪の蓄積は脂肪肝や肝硬変のリスクを高めますが、運動と筋力トレーニングはこれを抑制します。

筋肉の活動はエネルギー消費を促進しマイオカインが脂肪分解を助けることで内臓脂肪が減少、内臓脂肪の低減は肝臓への負担を軽減し、肝機能の改善に繋がります。

健康診断で脂肪肝を指摘された方にとって運動は肝臓の健康を取り戻す有力な方法で、筋肉を鍛える事は肝臓の保護に直結する投資と言えるでしょう。

⑤全身の健康を支える運動の効果

筋肉の内分泌機能はさらなる健康効果をもたらし、マイオカインは慢性炎症を抑制して免疫機能を向上させます。 

脳に作用するマイオカインは神経保護や認知機能の向上を促して認知症やうつ病の予防に寄与する可能性があります。

また筋肉の収縮は骨を刺激する事で骨密度を高めて骨粗鬆症のリスクを低減し、これらの効果は運動を通じて筋肉が全身の健康を総合的に支えることを示しています。

筋肉の多様な機能を最大限に活用する為には定期的な運動が不可欠で、その為にはトレーニングジムでの専門的なトレーニングを行う事が最適解です。 

計画的な正しい運動を継続する事で筋肉量が維持、向上され、それによりマイオカインの分泌が効率的に促進される事で健康効果が高まります。 

逆に運動不足は筋肉量の低下を招き、代謝や免疫の機能が損なわれる為に早期の習慣化が重要です。

以上の文章を簡潔にまとめると、筋肉は運動器としての役割を超えてマイオカインを通じて全身の健康を調節する「ホルモン分泌器官」と言えます。 

血糖値を安定させて膵臓と腎臓を保護し、循環を助けて心臓の負担を軽減し、内臓脂肪を減らして肝臓を守る、これら全てが筋肉と運動の恩恵なのです。 

運動を始める事で筋肉はあなたの健康の強力な味方に必ずなります。

筋力トレーニングはファッションの為では無く健康の本質を支えるのだと言う話です。

 

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