「信じたい為に 親も恋人をも 全てあらゆる大きなものを疑うのだ」

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滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。

「信じたい為に 親も恋人をも 全てあらゆる大きなものを疑うのだ」とは、日本語ロックの先駆者であるJACKSの名曲「ラブ・ジェネレーション」の歌詞より引用。

このフレーズは、現代の情報過多の時代に特に響くものがあります。

スマートフォンで「あなたにおすすめ」と表示される動画の中には、肩こりや腰痛に関する過激なタイトルが目立ちます。

「骨盤矯正で腰痛は治らない」「肩凝りで僧帽筋を揉む施術者は馬鹿」など、強い断定で視聴者を引きつけるものが少なくありません。

これらの内容は一部の理論に基づいている場合もありますが、極論に偏りがちです。

閲覧数を稼ぐための表現である事を認識し、鵜呑みにせず冷静に判断することが大切です。

肩こりの原因は多岐にわたり、医学的にも一様ではありません。

整形外科学会によると、主な要因として以下のものが挙げられます。

  • 長時間の同一姿勢(デスクワークやスマートフォン使用による猫背・前かがみ)
  • 運動不足や筋力低下
  • 精神的・身体的ストレスによる筋緊張
  • 冷えや血行不良
  • なで肩などの体型的な特徴

これらは複合的に絡み合うことが多く、「本態性肩こり」と呼ばれる原因がはっきりしないケースが大半を占めます。

一方で頚椎症、胸郭出口症候群、内臓疾患(心臓・肺・高血圧など)、眼精疲労、顎関節の問題などが二次的に肩こりを引き起こす場合もあります。

症状が続く場合は、整形外科や専門医での検査をおすすめします。

(参考:日本整形外科学会「肩こり」ページ https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html)

特に議論されやすい「僧帽筋(そうぼうきん)のマッサージ」についてですが、エビデンス(系統的レビューやメタアナリシス)では、首・肩の痛みに対するマッサージ療法が短期的な痛み軽減に有用である可能性が示されています。

例えば2013年の系統的レビューとメタアナリシス(Kong LJ et al.、参加者757例を含む12件の高品質研究)では、マッサージが不活性治療(何もしない群)に対して即時的な痛み軽減効果が有意に優位である一方、他の積極的治療と比べて明確に優れているとは言えませんでした。

効果は即時的・短期的なものが中心で、長期持続には限界があるとされています。

(参考:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3600270/)

一方で強いマッサージは筋繊維の微細損傷や防御性緊張を招き、揉み返しや悪循環を生むリスクも指摘されます。

僧帽筋上部が伸ばされた状態で疲労しているケースでは局所的な揉みほぐしだけでは根本解決にならず、代償パターンが残る可能性もあります。

しかし長時間デスクワークによる持続的な過労が主因の場合、適度な圧で血流を改善し、一時的に症状が和らぐ「救われる時間」が確実に存在し、これは多くの臨床現場や体験談からも裏付けられる現実です。

トレーニング関連でも同様で、「サイドレイズは○○kg以上でするな」といった絶対的な断定はフォームの崩れやすい初心者向けの注意喚起として理解できますが、経験者でコントロールができていれば、より高い重量でも問題なく三角筋中部を鍛えられます。

重さの上限は存在せず、対象筋のアイソレーション、可動域の確保、漸進的負荷が鍵です。

結局のところ、肩こりや腰痛、トレーニングの正解は「人それぞれ」「状況それぞれ」です。

学問の根幹にあるソクラテスの「無知の知」を思い出すべきでしょう。

キャリアを積むごとに例外の多さに気づき、自分の体で検証しながら柔軟にアプローチする姿勢が重要です。

有益な情報であっても妄信せずに「なぜそう言われるのか」を疑い、自分の感覚を信じる習慣をつけましょう。

そうする事で極論動画に振り回されず、めぐりめぐって特殊詐欺などのリスクからも遠ざかる事が出来るでしょう。

健康情報が飛び交う時代だからこそ、冷静な「疑う力」が自分を守る鍵となるのだと言う話です。

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