【科学的に痩せる】SNSのダイエット情報に惑わされないための本質的アプローチとは?

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。
「○○を食べるだけで痩せる」「背中をほぐすとみるみる痩せる」「足首が硬いと瘠せない」「「1日30回の○○でお腹がへこむ」——こうした情報がSNSを中心に拡散されています。
しかし、これらの主張には科学的根拠が乏しいものが多く、過度な期待は禁物です。
本記事ではダイエットにおける本質的な要素を整理し、信頼できる方法で健康的に痩せるための知識をお届けします。
ダイエットの基本は「摂取カロリー」と「消費カロリー」の収支管理
体重の増減は基本的に摂取カロリーと消費カロリーの差によって決まります。
どれほど「脂肪燃焼に効く」とされる食材を摂っても、摂取カロリーが消費カロリーを上回れば体重は増加します。
またPFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)が整った食事は、筋肉量の維持や代謝の安定に不可欠です。
極端な糖質制限や脂質カットは短期的な体重減少をもたらすこともありますが、長期的にはリバウンドの原因となり得ます。
NEAT(非運動性活動熱産生)とは?日常の動きがダイエットを左右する
NEAT(Non-Exercise Activity Thermogenesis)とは、意図的な運動以外のすべての身体活動によって消費されるエネルギーの事で近年のダイエット業界では注目されるワードです。
たとえば以下のような動作が該当します:
- 通勤・通学で歩く
- 掃除や洗濯などの家事
- 階段を使う
- デスクワーク中に立ち上がる
- 子どもやペットと遊ぶ
NEATは個人差が大きく、太りにくい人ほど日常的な活動量が多い傾向があり、逆に座りっぱなしの生活は肥満のリスクを高めます。
NEATを増やすための具体的な方法
- エレベーターではなく階段を使う
- 電話中に立って歩く
- 1駅分歩く
- スタンディングデスクを導入する
- 家事を積極的にこなす
これらはすべて「運動」とは言えないほどの小さな動きですが、積み重ねることで大きな消費カロリーにつながります。
筋力トレーニングはNEATの効果を底上げする
筋力トレーニングはNEATの効果を高めるためにも非常に重要です。
筋肉量が増えることで基礎代謝が向上し、日常の動作による消費カロリーも増加します。
さらに筋力がつくことで身体を動かすことが苦にならなくなり、自然と活動量が増える=NEATが高まるという好循環が生まれます。
EPOC(運動後過剰酸素消費量)による代謝ブースト
筋トレによって得られるもう一つの恩恵がEPOC(Excess Post-Exercise Oxygen Consumption)で、これは運動後も体が通常より多くの酸素を消費し続ける状態で、数時間〜48時間にわたって代謝が高い状態が続きます。
この間に日常の活動(NEAT)を行う事で、通常よりも効率よく脂肪が燃焼されると言う相乗効果も期待出来ます。
EPOCを活かす筋トレのポイント
- 高強度・短時間のトレーニング(HIITやサーキット形式)
- 大筋群を使う複合種目(スクワット、デッドリフトなど)
- インターバルを短めに設定して心拍数を維持
- 筋トレ後の活動量を意識的に増やす
「背中をほぐすと痩せる」は誇張?姿勢改善は補助的な要素
一部では「背中の硬さが代謝を下げる」「背中をほぐすと痩せやすくなる」といった説もあります。
確かに姿勢改善や呼吸の質向上によって代謝が上がる可能性はありますが、それだけで痩せるというのは誇張です。
背中や足首の柔軟性は健康維持には重要ですが、ダイエットの主軸にはなり得ず、あくまで補助的な要素として捉えるべきでしょう。
結論:痩せるために必要なのは「習慣の積み重ね」
SNSで拡散される「魔法のようなダイエット法」に頼るのではなく、以下のような科学的根拠に基づいた習慣の積み重ねこそが健康的な体づくりへの近道です。
- 摂取カロリーの管理
- PFCバランスの整った食事
- 継続可能な筋力トレーニング
- NEATの意識的な増加
- EPOCを活かした代謝の底上げ
流行に惑わされず、地に足のついたアプローチで持続可能なダイエットを目指しましょう。
当たり前の積み重ねがこそが特別を産むのだと言う話です。
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