アナボリックステロイドの後遺症

 

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。

著名なボディービルダーや筋肉系のインフルエンサーの方が若くして亡くなるような情報がヤフーニュースなどで報じられると、一定数の方々が「筋トレは過剰にやりすぎると寿命が縮まる。」「筋トレは身体に悪い。」みたいなコメントをされますが、それは見当違いも甚だしい発言なのです。

当人では無いので真相は藪の中なのですが、若くして突然死されたトレーニーの多くの場合、その死因は過剰なトレーニングにあるのではなく過剰なアナボリックステロイドの投与にあるのです。 

アナボリックステロイドの使用による突然死の原因は、主に心血管系に対する悪影響によるもので、その原因として  

①心筋肥大  

アナボリックステロイドは心筋を肥大化させることがあり、これは心臓の効率を低下させて心不全を引き起こす可能性を高めます。 

②血圧上昇  

アナボリックステロイドは血管収縮を引き起こし、血圧を急激に上昇させます。

これにより、心臓に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。 

③心拍増加

ステロイドは心臓の収縮力を増強し心拍数を上昇させます。

これにより心臓が過剰に働き心不全を引き起こす可能性があります。 

④電解質異常  

アナボリックステロイドはナトリウムとカリウムのバランスを崩し、これにより心臓の電気的な活動が乱れることがあります。 

これが不整脈や心室細動を引き起こし、突然死の原因となることがあります。 

⑤脂質異常  

ステロイドはコレステロールのレベルを上昇させ、動脈硬化を促進します。  

これにより心臓に供給される酸素が減少し心筋梗塞のリスクが高まります。 

⑥異常な血液凝固  

ステロイドは血液の凝固を変化させることがあり、血栓形成のリスクを高める可能性があります。

⑦心臓リズムの乱れ  

ステロイドは心臓のリズムを乱す事があり、不整脈を引き起こす可能性が高まります。

また肉体的な副作用のみでは無く、心理的な副作用として怒りのコントロールが効かなくなる「ロイドレイジ」と呼ばれる状態を引き起こすこともあり、ある意味ではこれが最も厄介な副作用と言えます。

最近ではインターネット等で容易にホルモン系のドラッグ(プロホルモンも含む)が手に入る時代ですが、安易なメリットを享受しようとすると甚大なデメリットを被る事となってしまいます。  

我々は健康の為にトレーニングをしていると言う事を忘れてはなりませんよと言う話です。  

滋賀県大津市月輪1丁目3-8 アルプラザ瀬田4F 女性専用フィットネスLBC

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