コレステロールの正体

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。  

「有酸素運動をするメリットとして、中性脂肪やコレステロール値の低下があるよ」といった話の中で、「結局コレステロールってなんですか?脂肪とは違うの?」と言った質問を頂きました、お答えしましょう。  

コレステロールとは細胞膜や各種ホルモン、胆汁酸などの材料となる脂質の一種で、身体にとって必要な物質です。 

この様にコレステロールは体内で重要な脂質ですがエネルギー源として使われる事はありません。  

コレステロールの分類 由来による分類 

①内因性コレステロール 

肝臓や細胞で合成され、1日約700~1000mg作られます。

 ②外因性コレステロール  

食事(肉、卵、乳製品など)から摂取されます。 

リポタンパク質による分類 

①LDLコレステロール(悪玉)

  肝臓から全身へ運び、過剰だと動脈硬化のリスクとなり得ます。  

②HDLコレステロール(善玉)  

余分なコレステロールを回収し、肝臓へ戻します。 

③VLDLコレステロール 

主に中性脂肪を運びつつ、少量のコレステロールを含みます。  

そしてコレステロールは脂質の一種ですが、エネルギー源として直接利用されません。 

理由は以下の通りです

①構造の違い  

コレステロールはステロイド骨格を持ち、脂肪酸のようにエネルギー(ATP)に変換される代謝経路がありません。

一方、トリグリセリド(中性脂肪)は分解されて1gあたり9kcalのエネルギーを供給します。  

②役割の特化

コレステロールは細胞膜の構成、ホルモン(例: コルチゾール)や胆汁酸の合成に使われ、エネルギー貯蔵や供給は担いません。 

しかしコレステロールはエネルギー代謝に直接関与しないものの、胆汁酸を通じて脂肪の吸収を助け、間接的にエネルギー利用をサポートしたりホルモン合成を通じて代謝調節に寄与します。  

まとめ  

コレステロールはLDLやHDLなどの形で血液中を移動し、体の機能を支えますが、トリグリセリド(中性脂肪)とは異なり、エネルギーとして「燃やされる」ことはありません。  

その役割は「建築資材」や「調節役」に例えられ、エネルギー供給は糖質や脂肪に委ねられています。 

そしてコレステロール値はバランスが重要で、LDLが高すぎたりHDLが低すぎたりすると、心疾患や脳梗塞などのリスクが上がります。  

運動、特に有酸素運動は血中プロフィールを良好に保つのに役立ちますよと言う話です。

  

滋賀県大津市月輪1丁目3-8 アル・プラザ瀬田4F 女性専用フィットネスLBC  

無料体験随時受付中