内分泌系について考える

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。
「身体は運動によって受けたストレスによってホルモンや神経伝達物質の分泌量が増え、それによって身体が変化を起こす」と会員の皆様に説明をするのですが、「ホルモンと神経伝達物質はどう違うの?」と言う質問を先程伺いました、良い質問ですね。
トレーニングによって体内で分泌される物質はホルモン、ホルモン様物質、神経伝達物質があり、それぞれ異なる役割と作用の範囲を持っています。
それらは以下の通りです。
①ホルモン
起源
内分泌腺(例:甲状腺、副腎、下垂体など)から分泌されます。
作用範囲
血流を通じて体内を循環し、遠く離れた標的器官や組織に作用します。
作用速度
比較的遅い(数分から数時間かかることもあります)。
持続時間
長い(数分から数時間続くことが多い)。
役割
成長、代謝、ストレス応答、生殖機能など、広範な生理的プロセスを調節します。
例
インスリン、アドレナリン、エストロゲン、テストステロンなど
②ホルモン様物質
起源 特定の細胞や組織から分泌されます(例:筋肉細胞や免疫細胞)。
作用範囲
分泌された細胞や組織の近傍で局所的に作用することが多いですが、時には体内を循環して広範囲に影響を与えることもあります。
役割
特定の細胞や組織における特定の機能を調節します。
免疫応答、細胞の成長、修復などに関与します。
例
マイオカイン(筋肉から分泌される)、サイトカイン(免疫細胞から分泌される)
③神経伝達物質
起源
神経細胞(ニューロン)から分泌されます。
作用範囲
シナプスと呼ばれる神経細胞間の狭い隙間を介して局所的に作用します。
作用速度 非常に速い(数ミリ秒から数秒)。
持続時間
短い(数秒から数分)。
役割 神経細胞間での情報伝達を行い、神経系の機能を調整します。
感情、運動、記憶などに関与します。
例
ドーパミン、セロトニン、アセチルコリン
主な違いのまとめ
起源
ホルモンは内分泌腺から、ホルモン様物質は特定の細胞や組織から、神経伝達物質は神経細胞から分泌されます。
作用範囲
ホルモンは全身に影響を与えることが多く、ホルモン様物質は局所的に作用することが一般的で、神経伝達物質は神経細胞間で局所的に情報を伝達します。
作用速度と持続時間
ホルモンは比較的遅く長く作用し、神経伝達物質は非常に速く短く作用します。
ホルモン様物質の作用速度と持続時間はその特性によります。
何にせよストレス応答によって身体はホルモン、ホルモン様物質、神経伝達物質はそれぞれ異なる方法で体内の調整を行って健康を維持するために重要な役割を果たしますよと言う話です。
滋賀県大津市月輪1丁目3-8 アルプラザ瀬田4F 女性専用フィットネスLBC
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