定期的な運動習慣と筋力トレーニングで肩こり・腰痛を予防・改善!過度な安静は神経の滑走性の低下を招く

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。
肩こりや腰痛は、現代人にとって身近な悩みです。
長時間のデスクワークや不良姿勢や運動不足が原因で、これらの症状に悩まされる方が増えています。
しかし定期的な運動習慣、特に筋力トレーニングが肩こりや腰痛の予防・改善に効果的であることが科学的エビデンスによって支持されています。
さらにぎっくり腰のような急性腰痛でも、過度な安静は推奨されないことが最新の研究で明らかになっています。
この記事ではこれらのテーマについて、エビデンスに基づき詳しく解説します。
1. 肩こり・腰痛の原因と運動の重要性
肩こりや腰痛は、筋肉の硬さや血流不足、不良姿勢による神経や筋肉への負担が主な原因です。
特に、神経の滑走性(神経が周囲の組織に対してスムーズに動く能力)の低下は、痛みやしびれを引き起こす一因となります。
神経の滑走性が損なわれると筋肉や結合組織が硬くなり、神経が圧迫されることで症状が悪化します。
定期的な運動習慣は、これらの問題を解決する鍵となります。
特に筋力トレーニングは以下の理由で肩こりや腰痛の予防・改善に効果的です。
1-1. 筋肉のバランスと神経の滑走性
筋力トレーニングは筋肉のバランスを整え、神経の滑走性を間接的にサポートします。
たとえば肩こりでは、僧帽筋や胸筋の強化により姿勢が改善し、腕神経叢への圧迫が軽減されます。
同様に腰痛では、臀部や体幹の筋肉(例: 大臀筋、腹筋)を強化する事で坐骨神経の圧迫が減り、滑走性が向上します(Butler, 2000; Shacklock, 2005)。
1-2. 血流改善による効果
血流不足は筋肉の硬さや炎症を引き起こし、神経の滑走性を損なう要因です。
筋力トレーニングや有酸素運動は血流を改善し、筋肉に酸素と栄養を供給する事で組織の柔軟性を高めます。
これにより、肩こりや腰痛の原因となる筋肉の緊張や神経の圧迫が軽減されます(Coppieters et al., 2003)。
2. 筋力トレーニングの具体的な効果
筋力トレーニングは、肩こりや腰痛の予防・改善に以下のような具体的な効果をもたらします。
2-1. 体幹強化で腰痛を予防
体幹の筋肉(腹筋、背筋、多裂筋など)を強化するトレーニングは脊柱の安定性を高め、腰への負担を軽減します。
たとえばアブドミナルクランチやバードドッグは体幹を強化し、坐骨神経の滑走性をサポートします。
これにより、椎間板ヘルニアや坐骨神経痛のリスクが低下します。
2-2. 肩周りの筋力強化で肩こり改善
肩こりは、僧帽筋や肩甲骨周囲の筋肉の弱さや過緊張が原因で起こることが多いです。
適切な負荷での筋力トレーニング(例: ショルダーシュラッグやショルダープレス)は肩周りの筋肉を強化し、血流を改善することで神経の滑走性を高めます。
これにより、肩こりやそれに伴う頭痛、腕のしびれが軽減します
2-3. 血流改善と神経の健康
筋力トレーニングは筋肉の血流を促進し、神経周囲の組織の柔軟性を高めます。
血流が改善すると筋肉の硬さや炎症が軽減され、神経の滑走性が向上します。
たとえばウェイトレーニングや有酸素運動(ウォーキング、サイクリング)は、全身の血流を高め、肩こりや腰痛の予防に役立ちます。
3. ぎっくり腰と過度な安静の問題
ぎっくり腰(急性腰痛)は、突然の強い腰痛を引き起こす症状です。
従来は「安静」が推奨されていましたが、最新の研究では過度な安静は回復を遅らせ、症状を悪化させる可能性があることが分かっています(Dahm et al., 2010)。
以下にその理由を説明します。
3-1. 過度な安静のデメリット
長期間の安静は筋肉の硬さや血流の低下を招き、神経の滑走性を損なうリスクを高めます。
また筋力の低下や関節の可動域の減少を引き起こし、慢性腰痛に移行する可能性があります。
適切な運動は血流を改善し、筋肉や神経の機能を維持する事で回復を促進します。
3-2. 早期の軽い運動が推奨される理由
ぎっくり腰の急性期(発症後数日)は強い痛みがある場合、短期間の安静が必要な場合もあります。
しかし痛みが軽減したら、軽いストレッチや神経滑走エクササイズ、および低負荷の筋力トレーニングを始めることが推奨されます。
これにより筋肉の柔軟性や神経の滑走性が回復し、再発を防ぎます。
- 例: 坐骨神経の滑走エクササイズ(仰向けで膝を伸ばし、足首を曲げ伸ばしする運動)や軽いウォーキング等は血流を促進し、回復をサポートします。
4. 効果的な運動習慣のポイント
肩こりや腰痛の予防・改善、ぎっくり腰の回復を促す為には以下のような運動習慣を取り入れることが重要です。
- 定期的な運動習慣を
- 週2~3回の筋力トレーニングと、週3~5回の有酸素運動(例: ウォーキング20~30分)を組み合わせましょう。
- ストレッチや神経滑走エクササイズを毎日数分行うことで、神経の滑走性を維持。
- 低負荷から始める
- 痛みやしびれがある場合は、軽い負荷(例: 自分の体重のみ)からスタート。痛みが悪化しないか確認しながら徐々に強度を上げましょう。
- 専門家の指導を受ける
- 症状が重い場合や適切な方法が分からない場合は、理学療法士や整形外科医に相談し、個別のプログラムを作成してもらいましょう。
- 姿勢と生活習慣の見直し
- 長時間の同一姿勢を避け、定期的に体を動かす。デスクワークでは、背筋を伸ばし、肩をリラックスさせる姿勢を意識。
5. まとめ:運動習慣で肩こり・腰痛を克服
定期的な運動習慣、特に筋力トレーニングは肩こりや腰痛の予防・改善に効果的です。
筋肉のバランスを整え、血流を改善する事で神経の滑走性を高め、痛みやしびれを軽減します。
またぎっくり腰のような急性腰痛では、過度な安静よりも早期の軽い運動が回復を促します。
エビデンスに基づいた運動プログラムを取り入れ、専門家の指導を受けながら無理のない範囲で継続することが重要です。
肩こりや腰痛に悩んでいる方は、今日から軽いストレッチや筋力トレーニングを始めてみてはいかがでしょうか?と言う話です。
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