常に新しいものが正解なのでは無い

 

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。

「高等生物の老化はミトコンドリア能と密接な関係がある」という研究結果がたくさん出されている事からなのか、サプリメント業界ではNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)が老化やミトコンドリア機能の改善に関連する物質として注目されています。

NMNはビタミンB3由来の化合物で体内でニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)に変換され、ミトコンドリアのエネルギー産生やDNA修復、サーチュイン酵素の活性化を支えます。

加齢によるNAD+レベルの低下がミトコンドリア機能の衰えや老化の一因とされる中、NMN摂取はその補充手段として提案されています。

しかしこのNMNは価格が非常に高価なのに対して効果の裏付けが曖昧だし、何よりも定期的な運動習慣の方がミトコンドリア機能を向上させる費用対効果に優れた方法であると言う理由を以下のまとめます。

NMNの支持者はNAD+増加によるATP産生の向上、酸化ストレスの軽減、老化関連症状の抑制を主張します。

例えば2016年の『Cell Metabolism』の研究では老齢マウスへのNMN投与によりNAD+レベルが上昇し、ミトコンドリアの酸化能力が改善しました。

しかしヒトでの大規模臨床試験は不足しており、2023年までの小規模研究ではNAD+上昇が確認されたものの、ミトコンドリアへの直接的効果や長期安全性は未解明です。

また経口摂取時の吸収効率や個人差、潜在的副作用(がんリスク等)、高コストも課題です。

これに対し、運動はより確実かつ自然にミトコンドリア機能を高める手段として優れています。

NMN摂取はミトコンドリア機能向上の可能性を示唆し、理論的に魅力的ですが、ヒトでの証拠不足やリスクを考慮すると運動ほどの確実性はありませんし、現時点では科学的根拠が不十分です。

一方で運動はミトコンドリアの数と機能を確実に高め、老化対策として実践的かつ安全と言えます。

常に新しいものが有効なのでは無いですよと言う話です。

滋賀県大津市月輪1丁目3-8 アル・プラザ瀬田4F 女性専用フィットネスLBC

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