手塚治虫の努力から学ぶ、筋力トレーニングの真髄

2025年12月29日 2025年12月29日

LBC

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム　女性専用フィットネスLBCです。

「なんということだ！　人気絶頂の手塚先生が、400ページの本のために千ページも描いていたとは！」とは、手塚治虫の初期の傑作「来るべき世界」の没原稿を手にした際の満賀道雄と才野茂のお言葉。

これは藤子不二雄（藤子・F・不二雄と藤子不二雄A）の自伝的傑作『まんが道』序盤の名シーンで、若い二人が漫画の神様・手塚治虫の驚異的な努力に衝撃を受け、自分たちの未熟さを痛感する珠玉のエピソードです。

実際に『来るべき世界』（1951年刊行）は、元々700〜1000ページ規模の長編として描かれましたが、出版社の事情で約300〜400ページに大幅削減された作品です。

手塚先生自身や関連資料で「1000ページぐらい描いた」と語られるこの事実が、作品の深みを生んだことは明らかです。

一見、無駄に見えるこの試行錯誤——1000ページを描いて600ページ以上を捨てる行為——こそが、物語に圧倒的な深みと完成度を与えるのは当然の事です。

このエピソードは創作の域を超えて、私たちの筋力トレーニングやボディメイクにも深い教訓を与えてくれます。

「無駄」を恐れず試行錯誤を続けることの重要性

筋力トレーニングの世界では、「科学的に証明された最適プログラム」「最短で成果が出る方法」が注目されがちです。

しかし現実の体は人それぞれで、遺伝、年齢、生活習慣、体調の変化によって日々「最適解」は移り変わります。

これらの違いを理解し、バランスを取るためには「無駄」に見える遠回りを繰り返すしかありません。

手塚先生が1000ページのネームを400ページに磨き上げたように、さまざまな種目、セット数、頻度、栄養アプローチを試し、失敗や成功を重ねる過程でこそ自分だけの「最適解」が見えてきます。

さらに筋肉にとっての最適、関節にとっての最適、神経系にとっての最適は微妙に異なり、状況の変化に合わせてブラッシュアップを続けることが不可欠です。

「楽して痩せたい」「タイパ（タイムパフォーマンス）重視」のマインドセットでは、短期的な成果は出るかもしれませんが、長期的には限界が訪れやすいものです。

一方で試行錯誤を楽しみ、状況の変化に柔軟に対応し続けるトレーニーは、筋肉・関節・神経系の声を聞き分け、持続可能な身体の変化を実現します。

これこそが最終的な仕上がり——筋量、定義、機能性、健康——に、確かな差が生まれる理由です。

天才と言われる人ほど、想像以上の努力を重ねている

手塚治虫先生のような天才の作品ほど、その裏側には常人離れした努力と時間が費やされています。

『まんが道』のこのシーンは私たちに問いかけます、「自分はどれだけ本気で向き合っているか」と。

筋力トレーニングも同じです。

毎日をブラッシュアップの機会とし、無駄を恐れず挑戦を続けること。

それが理想の体を手に入れる真の道です。

あなたも、今日のトレーニングで少し新しい試みを加えてみませんか？　

長期的に見て、それが大きな差を生むのだと言う話です。

滋賀県大津市月輪1丁目3-8 アル・プラザ瀬田４F 女性専用フィットネスLBC

無料体験随時受付中

（参考：手塚治虫『来るべき世界』関連資料、藤子不二雄A『まんが道』）#筋力トレーニング #ボディメイク #手塚治虫 #まんが道 #努力の裏側 #試行錯誤の重要性 #筋トレモチベーション