筋力トレーニングが「脳の老化」を遅らせ、認知機能を高める理由

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。
筋力トレーニングと聞くと、「筋肉をつける」「体を引き締める」といったイメージが強いかもしれません。
しかし近年注目されているのは、筋力トレーニングが脳の健康にも極めて大きなメリットをもたらすという事実です。
筋力トレーニングが脳に良い最大の理由:BDNF(脳由来神経栄養因子)の増加
筋力トレーニングを行うと、脳内で「BDNF(Brain-Derived Neurotrophic Factor:脳由来神経栄養因子)」というタンパク質の産生が顕著に増加します。
BDNFは「脳の肥料」とも呼ばれるほど重要な物質で、以下のような働きを持っています。
- 神経細胞の生存・成長をサポート
- シナプスの可塑性(学習・記憶に必要な脳の柔軟性)を高める
- 海馬を中心とした神経新生を促進
- ストレスや加齢による神経細胞のダメージを軽減(神経保護作用)
特に高強度のレジスタンス・トレーニング(ウェイトトレーニングなど)では、有酸素運動以上に血中および脳内のBDNF濃度が急上昇することが、多くの研究で確認されています。
認知機能向上にも直結するエビデンス近年のメタアナリシス(複数の研究をまとめた解析)では、筋力トレーニングを継続的に行うことで、以下の認知機能が有意に向上することが示されています。
- 実行機能(注意力・計画力・マルチタスク能力)
- ワーキングメモリ(一時的に情報を保持・操作する能力)
- エピソード記憶(「昨日何を食べたか」などの個人的な出来事の記憶)
つまり、筋トレは最高クラスの「脳トレ」でもあるということです。
加齢による脳の退化リスクを抑える可能性も
加齢とともに脳は少しずつ萎縮し、認知機能が低下していきます。
しかし筋力トレーニングを習慣化している人は、そうでない人に比べて、海馬の萎縮速度が遅く、認知機能の維持・向上が期待できるという研究結果が蓄積されています。
また、大規模な予防研究(FINGER試験など)においても、筋力トレーニングを含む運動習慣が軽度認知障害(MCI)への進行リスクを有意に低下させることが報告されています。
※現時点では「アルツハイマー病などの神経変性疾患の進行を確実に止める」とまでは言えませんが、予防・リスク低減に極めて有望な非薬物介入であることは間違いありません。
結論:筋トレは「美容・健康」だけでなく「頭の若さ」を保つ最強の習慣
筋力トレーニングは、身体だけでなく脳にとっても極めて価値のある投資です。
週2~3回、適切な負荷でトレーニングを続けるだけで、
- 学習能力・記憶力の維持・向上
- ストレス耐性の強化
- 将来の認知機能低下リスクの低減
といった恩恵が期待できます。
「ジムに行く時間がない」「自宅でできるトレーニングが知りたい」という方は、まずは自重トレーニング(スクワット・腕立て・プランクなど)からでも十分に効果が得られます。
身体も脳も同時に鍛える――それが筋力トレーニングの本当の価値です、ぜひ今日から始めてみませんか?と言う話です。
滋賀県大津市月輪1丁目3-8 アルプラザ瀬田4F 女性専用フィットネスLBC
無料体験随時受付中
次回は「筋トレ=腸活」をテーマに作成します。

