筋力トレーニングが癌予防に与える科学的根拠:家族歴を持つ私のトレーニング理由

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。
職業柄、「なぜそんなにトレーニングを続けるのですか?」とよく質問されます。
美容や体型維持のためという答えももちろんありますが、年齢を重ねるにつれ、私の最大の動機は「癌になりたくない」というものです。
父方の祖父、祖母、そして父を癌で亡くした経験から、私の家系は癌のリスクが高いと自覚しています。
そこでこの記事では、筋力トレーニングが癌予防にどのように寄与するかを最新の科学的エビデンスに基づいて解説します。
運動を「マジックピル(魔法の薬)」と呼ぶ海外の考え方も取り入れ、健康促進の観点からお伝えします。
運動全体がもたらす癌予防効果:確かなエビデンス
定期的な運動、特に有酸素運動と筋力トレーニングの組み合わせは、癌のリスクを低減する強力な手段として知られています。
多くの大規模研究やメタアナリシスで、運動習慣を持つ人は全がんの死亡リスクが10〜30%程度低下するという結果が一貫して示されています。
例えば抵抗トレーニング(筋力トレーニング)は全死因死亡リスクを15%、癌特異的死亡リスクを14%低下させるという系統的レビューとメタアナリシスがあります(PubMed: Resistance Training and Mortality Risk)。
また筋力と心肺機能の向上により、癌患者の全死因死亡リスクが低下する可能性が2025年の研究で指摘されています(British Journal of Sports Medicine: Association of muscle strength and cardiorespiratory fitness)。
これらの知見から筋力トレーニングは単なる筋肉増強ではなく、総体的な健康促進に欠かせないものです。
特に癌家系の方や中高年にとっては、予防策として積極的に取り入れる価値があります。
筋肉から分泌されるマイオカイン:癌細胞抑制の可能性
筋力トレーニングの魅力の一つは、筋肉から分泌される生理活性物質「マイオカイン」の働きです。
マイオカインには、癌細胞の増殖を抑える可能性が複数の研究で示唆されています。
例えば2025年の研究では、単回の抵抗トレーニングで抗癌作用を持つマイオカイン(デコリン、IL-6、SPARC、オンコスタチンM)のレベルが上昇し、乳がん細胞の成長をin vitro(試験管内)で抑制する効果が確認されました(Breast Cancer Research and Treatment: A single bout of resistance or HIIT)。
これは運動が体内で自然な抗癌メカニズムを活性化させる一例です。
ただし現時点では主に動物実験やin vitroの結果が多く、ヒトでの長期的な予防効果についてはさらなる検証が必要です。
それでもこうした有望なメカニズムは、筋力トレーニングを癌予防のツールとして位置づける根拠となります。
免疫力向上とNK細胞:癌細胞を攻撃する役割
筋力トレーニングは、免疫細胞の活性化にも寄与し、特にナチュラルキラー細胞(NK細胞)は癌細胞を直接攻撃・除去する重要な役割を果たします。
急性の運動ではNK細胞の動員が顕著に増加することが知られており、慢性運動ではNK細胞の細胞毒性向上と癌患者の予後改善が関連づけられています(Sports Medicine - Open: Exercise Training and Natural Killer Cells)。
例えば持久力トレーニングを受けた高齢者では、NK細胞の機能が保護される効果が報告されています。
一方でで長期的な筋力トレーニングが安静時のNK細胞数を恒常的に増加させるかは、研究結果がやや混在しています。
それでも抗腫瘍免疫への寄与の可能性は高く、癌予防戦略として注目されています。
血糖管理と肥満予防:癌リスクの根本対策
さらに筋力トレーニングは血糖値の上昇を抑え、インスリンの過剰分泌を減少させることで癌リスクを低減します。
高インスリン血症や肥満、糖尿病は大腸がんや乳がんなどのリスク因子として確立されており、これらをコントロールする運動の効果はメタアナリシスで強く支持されています。
週に60分程度の筋トレだけで、全がん死亡リスクが14〜27%低下するというデータもあります(British Journal of Sports Medicine: Muscle-strengthening activities)。
これにより筋力トレーニングは美容だけでなく、健康寿命の延伸に直結します。
海外では運動を「マジックピル」と称するように、薬に頼らず自然に体を守る方法として理想的です(例: KU Medical Center: The Magic Pill)。
まとめ:年齢を重ねるほど必須の筋力トレーニング
私の場合、癌家系の背景から、筋力トレーニングは欠かせない習慣となっています。
科学的根拠に基づけば、運動は癌予防の強力な味方であり、特にマイオカインやNK細胞のメカニズム、血糖管理の観点からその価値は明らかです。
もちろん個人の体調に合わせたアプローチが重要ですので、専門家に相談しながら始めましょう。
健康促進を目指す皆さん、一緒にトレーニングを続けていきましょうねと言う話です。
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