筋力トレーニングは「生物学的年齢を引き下げるのに役立つ可能性がある」

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。

運動の目的と言うのも人それぞれに違うとは思うのですが、「若返り」を目的に運動を行うのならば筋力トレーニングが鍵を握るかもしれません。

2024年にジャーナル「バイオロジー」で発表された研究では筋力トレーニングが生物学的な老化を抑制し、若々しい体を維持する可能性が示されました。

科学的根拠(EBM: Evidence-Based Medicine)に基づき筋力トレーニングがなぜ有酸素運動よりも「若返り」に効果的なのか、その理由を分かりやすくお伝えする文章は以下の通りです。

テロメアが教えてくれる老化の秘密

老化の度合いを測る指標として注目されているのが染色体の末端にある「テロメア」です。

テロメアはDNAを守るキャップのような役割を果たし、細胞分裂のたびに少しずつ短くなっていきます。

テロメアが短くなると細胞の老化が進み、慢性疾患のリスクが高まるとされています。

つまりテロメアの長さを保つ事は生物学的年齢を若く保つための重要な要素なのです。

2024年の研究では20~69歳の男女約5000人の血液検査を行い、テロメアの長さを測定しました。

さらに運動習慣をアンケートで調査したところ、驚くべき結果が得られました。

週に90分の筋力トレーニングを行った人は生物学的年齢が約4年分若返る効果が推定され、週180分の筋トレでは最大で約8年分の老化抑制が期待できることが分かったのです。

なぜ筋力トレーニングが有酸素運動を上回るのか

もちろん有酸素運動も健康に欠かせませんが、筋力トレーニングには独特のメリットがあります。

筋力トレーニングは筋肉量を増やし、安静時の代謝を高める事で脂肪の減少や心血管の健康を改善します。

特に今回の研究では筋力トレーニングがテロメアの短縮を抑える効果が顕著であることが示されました。

これは筋力トレーニングが細胞レベルで老化に直接アプローチするからだと考えられます。

米保健福祉省(HHS)の「運動ガイドライン」では、成人に週150分以上の中強度運動と週2回の筋力トレーニングを推奨しており、この研究の結果はガイドラインが推奨する運動量とほぼ一致している事から週2~3回のコン力トレーニングの習慣化は科学的に裏付けられた「若返り」が実現可能であることを示しています。

筋力トレーニングがもたらす多彩な効果

筋力トレーニングの効果は見た目の改善だけに留まらず、以下のようなメリットが科学的にも確認されています

  • 慢性疾患の予防:糖尿病や心疾患のリスクを軽減します。
  • 筋肉量の維持:加齢による筋肉の減少を防ぎ、体の機能を保ちます。
  • 代謝の向上:安静時代謝量が増えることで、太りにくい体に。
  • 心血管の健康:血圧やコレステロール値を改善し、心臓を強化します。

これらの効果が組み合わさる事で筋力トレーニングは細胞の老化を遅らせ、生物学的年齢を下げる強力な手段となるのです。

今日から始める筋力トレーニング

「若返り」を目指すなら週2~3回、1回30~60分の筋力トレーニングを取り入れてみましょう。

まとめ

筋力トレーニングは単なる体力作りにとどまらず、テロメアを保護し、生物学的年齢を引き下げる可能性を秘めています。

有酸素運動も大切ですが、筋力トレーニングは細胞レベルの老化防止に特に効果的です。

科学的根拠に基づいた運動習慣を定着させ、若々しい身体と健康な未来を手に入れましょうと言う話です。

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