能動的に活動する重要性

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。
怪我の回復にはその状態や時期に応じたアプローチが必要となり、急性期の炎症を伴う怪我を除く慢性期の怪我では「安静」よりも「積極的に動かす」ことが推奨される場合があります 。
.例えば腰痛改善の新常識として「三日以上の安静はぎっくり腰であっても逆効果、腰痛は動かしながら直し予防する」のが多くの研究結果から世界標準となってきているようです。
特に高齢者にとっては筋力トレーニングは単なる健康維持を超え、怪我の回復と自立した生活を支える鍵となります。
高齢者に筋力トレーニングをおすすめする理由は以下の通りです。
①廃用性萎縮を防ぐ
長期間の過度な安静により、筋肉や関節は「使わないと衰える」という原則に従って「廃用性萎縮」が進行します。
これにより筋力低下や筋量減少、関節の可動域制限を引き起こし、特に高齢者では転倒リスクや日常生活動作(ADL)の自立性を脅かします。
例えば膝や腰の慢性痛で動くことを避けると筋肉は急速に衰え、さらなる機能低下を招く悪循環に陥ります。
筋力トレーニングはこの廃用性萎縮を防ぐ最強の武器なのです。
軽い負荷のスクワットやレッグレイズなどの運動でも、筋肉に刺激を与えることで筋繊維の退化を抑えて関節の柔軟性を保ちます。
さらに運動は血流を改善し、損傷部位に酸素や栄養を届け、組織修復を加速します。
高齢者にとって筋力トレーニングは単なる「筋肉作り」ではなく、活動的な生活を維持するための基盤なのです。
②下降性疼痛抑制系
慢性期の怪我では持続する痛みが神経を過敏にし、動くことへの恐怖を増幅させることがあり、ここで活躍するのが脳と脊髄の下降性疼痛抑制系です。
このシステムは運動によってセロトニンやエンドルフィンといった「痛みを抑える物質」を放出し、痛覚を和らげます。
例えばウォーキングや軽い筋力トレーニングは痛みの信号をブロックし、心地よい達成感をもたらし、高齢者にとってこの効果は特に重要です。
慢性痛は気分を落ち込ませ活動量を減らす原因になりますが、筋力トレーニングは痛みを和らげる脳の力により心理的ストレスを和らげる好循環を生み出し、週に数回の軽い運動でも痛みへの過敏さが減り、「また動ける」という自信が芽生えます。
高齢者は筋肉量や骨密度が自然に低下する「サルコペニア」のリスクを抱えています。
慢性期の怪我がある場合、動かない選択は廃用性萎縮を加速させて寝たきりや要介護状態への道を開きかねません。
逆に筋力トレーニングは筋肉を維持して関節の安定性を高め、転倒や骨折のリスクを減らします。
さらに下降性疼痛抑制系を活性化することで、痛みの悪循環を断ち切り、活動への意欲を高めます。
筋力トレーニングは高齢者にとって「若返りの秘訣」です。
廃用性萎縮を防ぎ、下降性疼痛抑制系を活性化するその効果は慢性期の怪我を乗り越え、活動的な人生を取り戻す力となります。
高齢者こそ筋力トレーニングが大切で、継続的な運動習慣を取り入れる事で「動ける喜び」を取り戻しましょうと言う話です。
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