行列のできるラーメン屋は中毒性の高い店

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。

身体に良くないし、続けて食べれば太ってしまうと理解していてもやめられない食べ物の代表にラーメンやジャンクフードが挙げられますが、これらが「やめられない、とまらない」理由は脳科学の「報酬系」を理解する事で説明をすることが出来ます。

例えば高塩分、高糖質、高脂質、そして化学調味料をふんだんに使った濃厚なラーメン店に行列が絶えない光景は現代の都市部などでよく見られる現象ですが、一方でパチンコ店の前にも同様に人が並びます。

一見無関係に思えるこの二つですが、脳のメカニズムに目を向けると驚くほど共通した原理が働いていることが分かり、それは報酬系の中毒性です。

まずラーメンの魅力から考えてみましょう。

舌にある味蕾は塩味、甘味、旨味を感知する器官で、高塩分は塩味を、高糖質は甘味を、高脂質はコクや滑らかさを通じて味蕾を刺激し、そこに化学調味料、主にグルタミン酸ナトリウム(MSG)が加わると旨味が強調され、味蕾は強烈な信号を脳に送ります。

この過剰な刺激は、通常では摂取しづらい量の塩分やMSGを、大量の脂がコーティングすることで「食べやすく」変えるのです。

脂は刺激を和らげつつ、快感を増幅させる役割を果たし、味蕾が限界を迎えるほどの体験を脳に刻み込みます。

この体験が脳の報酬系を活性化させます。

報酬系はドーパミンやエンドルフィンといった神経伝達物質を分泌し、快感や満足感を生み出し、高糖質と高脂質は血糖値を急上昇させてエネルギー源として脳に「有益」と認識される為にドーパミンが放出されます。

MSGは旨味を通じてさらにその分泌を促し、エンドルフィンは幸福感を付与します。

味蕾が過剰刺激で「ギブアップ」する事で脳はこれを「特別な報酬」と誤解し、さらなる分泌を誘発する過補償が働きます。

食後に「しばらく食べたくない」と感じても、数日後に「あの味をまた」とフラッシュバックするのはドーパミンが快感の記憶を呼び起こし、エンドルフィンが再現を求めるためです。

この中毒性が濃厚ラーメン店の行列を生む一因と考えられます。

興味深いことにパチンコ店の行列も同様のメカニズムで説明がつきます。

パチンコは「次に当たるかもしれない」という期待感がドーパミンを分泌させます。

これは「変動報酬」と呼ばれる現象で、予測不能な結果が脳を興奮状態に導き、勝敗に関わらず光や音の刺激が報酬系を強化し「もう一度」と繰り返させるのです。

負けた後に「もう二度と打たない」と誓っても再び並ぶのは、ドーパミンが「次こそ快感が得られる」と脳を駆り立てるからであり、ラーメンのフラッシュバックと本質的に同じです。

両者に共通するのは、報酬系が「快感を追い求める」サイクルに陥る事で、ラーメンは味覚的な報酬、パチンコは金銭的な報酬と形は異なりますが、脳が刺激を記憶し理性を超えて欲求を繰り返す点で一致します。

行列に並ぶ人々の中には純粋に楽しむ者もいるでしょうが、報酬系に支配され、無意識に刺激を求める「中毒患者」が含まれている可能性は否定できません。

結論として、濃厚ラーメンもパチンコも報酬系を過剰に刺激し、中毒性を生み出す点で同じ原理に根ざしています。

味蕾を狂わせるラーメンも、期待感で脳をジャックするパチンコも、現代社会における「やめられない、止まらない」現象の象徴なのかもしれません。

この視点から見ると行列とは単なる人気の証では無く、脳科学的な罠の表れれなのかもしれません。

覚醒剤なんていうのはもってのほかですが、ギャンブルやジャンクフードも依存のシステムはほぼ同様であり、やめられなくて困っているのであればそれ相応の知識と覚悟を持って立ち向かうべきだと言う話です。 

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