トップアスリートに「筋トレは不要」なのか? 野球選手で考察

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。

「筋トレをすると動きが硬くなる」「ウェイトトレーニングは野球に悪影響」という意見は今も根強くあります。

しかし実際にトップ選手のトレーニングを検証すると、「広義の筋力トレーニングを一切やっていない人」は一人もいません。

大切なのは手段と目的を履き違えないことです。

今回は野球選手を例にオフシーズンのトレーニング哲学に行いて検証します

1. アルバート・プホルス|「腕が太くなるとスイングスピードが上がる感覚がある」

彼のオフシーズンの腕トレは常軌を逸したボリュームでした。

・トライセプスだけで40〜50セット、バイセプスも同様

・高レップ+ドロップセットで徹底追い込み

本人がインタビューで語った内容や、当時のトレーナー証言はこちら → ESPN: Pujols' insane arm day(類似記事)

実際、前腕囲60cmを超える腕で通算700本塁打を達成しています。

2. イチロー|「筋肉がつきすぎるとスイングの感覚が悪くなる」

重いバーベルはほぼ使用しませんでしたが、

・初動負荷トレーニングマシンメニュー

・チューブトレーニング

は欠かさませんでした。これらはすべて抵抗トレーニングです。

詳細はイチロー自身の著書やインタビューで確認できます → Number: イチロー「筋肉の質」へのこだわり

3. 山本由伸|いわゆる「ウェイトトレーニングはしない」

バーベルスクワット・ベンチプレスはほぼやりませんが、
・メディシンボール投げ

・TRX

・肩甲骨可動域トレーニング

・自重ブリッジ
等を極めて高い強度で実施しています。

本人がYouTubeで公開しているトレーニング映像 → 山本由伸公式チャンネル

4. 大谷翔平|投打両立を支えるハイブリッド型トレーニング

オフシーズンは高重量スクワット・デッドリフトも行いますが、

・ベンチプレスは肩保護のため控えめ

・プライオメトリクスとメディシンボール投げが中心

・シーズン中は重いウェイトほぼゼロ

という極めてバランスの取れたプログラムです。

エンゼルス時代のトレーナー証言やドキュメンタリー → MLB Network: Ohtani's Offseason Training

これにより投手100マイル+打者50本塁打超を両立しています。

5. ピリオダイゼーション(期分け)が成功の鍵

「筋トレでパフォーマンスが落ちた」という人のほぼ100%はピリオダイゼーションを理解していません。

トップ選手は共通して

・オフシーズン:組織強化

・プレシーズン:パワー変換

・シーズン中:維持+回復重視(重いウェイトほぼゼロ)

を実践しています。

ダルビッシュ有投手が「シーズン中は洗濯物すら左手で干す」と語った有名なエピソードもその一例です → YouTube: ダルビッシュ「シーズン中の肩管理」

結論:手段にこだわるな、目的に忠実であれ

  • プホルス → 高重量+超高ボリューム
  • イチロー → 自重・チューブ・競技動作
  • 山本由伸 → 機能的トレーニング中心
  • 大谷翔平 → ハイブリッド型(高重量+プライオ+投打特化)

全員が「自分の競技に最適な広義の筋力トレーニング」を行っています。

違いは手段のみで、目的(パフォーマンス最大化)は共通です。

「(広義での)筋トレ否定」をする人の多くは、正しい方法で真剣に取り組んだ経験がありません。

まずはやってみて、自分に合う方法を見つけること——それが最も誠実な姿勢です。

みんな違って、みんな良い。そしてできる事ならバランス良く。

これこそが、トップアスリートが教えてくれる最大の教訓なのだと言う話です。

滋賀県大津市月輪1丁目3-8 アルプラザ瀬田4F 女性専用フィットネスLBC 

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