「しっかり食べられて太れる」は本当に健康の証拠?

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。

食欲旺盛で栄養をしっかり吸収し、体重が増えやすい体質は健康のサインと言えるのでしょうか?

女性専用フィットネスLBCの視点から、エビデンスに基づいて解説します。

食欲が旺盛で太れる体質は基本的にポジティブな健康指標

食欲がしっかりあり、食べたものが体に取り込まれて体重が増えるというのは消化・吸収機能が良好で、代謝が極端に低下していない証拠です。

特に若い世代や病気で消耗していない状態では、「食べたい→食べる→栄養がエネルギーや貯蔵に変換される」というサイクルがスムーズに回っていることを示します。

一方で現代社会では「太る=不健康」というイメージが強く、逆に「食べても太れない」体質の人が栄養吸収不良やストレスによる消耗を抱えているケースも少なくありません。

つまり「適度に食欲があり、適度に太れる」のは、体が栄養を適切に扱えている良いサインと言えます。

ただし、これは「極端な栄養失調や重い消耗性疾患ではない」というポジティブな指標に留まり,度を超えると話は別です。

肥満は「万病の元」——科学的根拠から見るリスク

日本肥満学会のガイドラインではBMI25以上で高血圧・脂質異常症・糖尿病などの健康障害が合併した場合を「肥満症」と定義し、治療対象としています(日本肥満学会 肥満症診療ガイドライン2016)。

日本人の大規模データでもBMI25を超えると心血管疾患や糖尿病関連の死亡率が上昇し、メタボリックシンドロームでは心血管イベントリスクが2〜3倍になるとの研究が多数報告されています。

内臓脂肪型肥満が特に問題で、過剰な内臓脂肪は炎症物質やホルモン様物質を過剰に分泌し、高血圧・脂質異常症・2型糖尿病・脂肪肝を引き起こします。

これらが進行すると、心筋梗塞・脳卒中・がんリスクが跳ね上がります。

**「太れる体質=健康」ではなく、「適切な量と質で栄養を扱える体=健康」**なのです。

過剰に太るのは、体が栄養を「扱いきれていない」サインと言えます。

何を食べるかが命運を分ける——ジャンクフード・超加工食品の落とし穴

「しっかり食べられる」のは素晴らしいですが、質が悪いと一気に不健康側に転落します。

特にジャンクフード(菓子パン・スナック菓子・清涼飲料水・インスタント食品など)や超加工食品(ultra-processed foods)の過剰摂取は深刻です。

最近の研究では、超加工食品の摂取が増えると全死亡リスク・心血管疾患・2型糖尿病・肥満・うつ病・脂肪肝などのリスクが明確に上昇することが次々と報告されています。

例えば、超加工食品のカロリー割合が10%増えるごとに早期死亡リスクが3%上昇するとのデータもあります(Global Study Links Consumption of Ultra-processed Foods to Preventable Premature Deaths)。

これらは糖質過多+高脂肪+高塩の組み合わせが血糖値の急変動を招き、過食のループ・腸内環境悪化・慢性炎症を引き起こすためです。

ジュースを1日2杯以上、ポテチやチョコを毎日大量に摂取すると、普通の食事より生活習慣病リスクが明らかに高まります。

健康長寿への最適解——PFCバランスを意識した食事+運動+睡眠

PFCバランス(たんぱく質:P、脂質:F、炭水化物:C)を最低限意識した「しっかりとした食事」+「適切な運動の継続」+「質の良い睡眠」が、健康長寿の現実的かつ最適な道筋です。

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、**P:13-20%、F:20-30%、C:50-65%**が推奨範囲ですが、高齢期に向けてタンパク質比率を25-35%に引き上げるのが肝臓脂肪・血糖・脂質異常を抑えやすいとの研究もあります(日本人の食事摂取基準(2020年版))。

総摂取カロリーは「消費>摂取」の状態を長期間続けると筋肉が落ちて代謝が低下し、逆に「摂取>>消費」だと内臓脂肪が増えてメタボまっしぐらです。

運動で消費を上げ、適正カロリーゾーンに収めるのが理想的です。

また睡眠不足は食欲ホルモン(グレリン↑・レプチン↓)を狂わせ過食を招き、運動パフォーマンスや回復力を激減させます。

7-8時間の質の良い睡眠が、三大要素の相乗効果を最大化します。

最近の研究でも、睡眠・運動・食事の3つを少しずつ改善するだけで寿命や健康寿命が劇的に伸びることが示されています。

「完璧主義」ではなく「8割継続できる形」でこれらを習慣化できれば、健康寿命が10年近く延びる可能性もあります。

筋力トレーニングの重要性——糖代謝を高め、糖尿病予防に効果的

運動習慣の中で、特に筋力トレーニング(レジスタンス運動)の重要性を強調します。

筋力トレーニングは筋肉量を増やし、インスリン抵抗性を改善することで糖代謝を高め、血糖コントロールを向上させます。

たとえば2型糖尿病患者を対象とした研究では、筋力トレーニングプログラムを実施した結果、HbA1c値が有意に低下し、インスリン感受性が向上したことが報告されています(Effect of resistance training on HbA1c in adults with type 2 diabetes mellitus)。

また高齢者向けの研究では、筋力トレーニングにより筋肉内のGLUT4(グルコーストランスポーター)の増加が促され、血糖の取り込み能力が高まるメカニズムが明らかになっています(Strength training increases insulin-mediated glucose uptake, GLUT4 content)。

さらに最近の動物実験では、筋力トレーニングが有酸素運動よりも内臓脂肪の減少や血糖値の維持に優位であることが示唆され、糖尿病や肥満の予防に有効だとされています(Weightlifting beats running for blood sugar control)。

筋肉は「糖を燃やすエンジン」として機能し、トレーニングにより筋量が増えると基礎代謝が向上し、血糖値の上昇を抑えやすくなります。

週1回のトレーニングでも血糖値やコレステロール値の改善効果が得られるというデータもあり(Randomized crossover study of effect of resistance training on glycemic control)、忙しい方でも取り入れやすい点が魅力です。

有酸素運動と組み合わせることで、さらなる相乗効果が期待できます。

女性専用フィットネスLBCでは、会員の皆さんに「食べて動いて寝る。これが最強の美容投資!」と伝えています。

食欲旺盛な体質は「才能」ですが、燃料の質と量、そして筋力トレーニングを含む運動・睡眠の習慣が命。

ぜひ今日から少しずつ取り入れてみてくださいねと言う話です。

滋賀県大津市月輪1丁目3-8 アル・プラザ瀬田4F 女性専用フィットネスLBC 

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