骨格筋ポンプの重要性を分かりやすく解説

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。

心臓の健康を守るためには昔のように「安静第一」ではなく、適度な運動を積極的に取り入れることが大切です。

特にふくらはぎをはじめとする骨格筋が「第二の心臓」として機能する骨格筋ポンプ作用を活用する事で心臓の負担を軽減し、血液循環を効果的にサポートできます。

さらに筋力トレーニングを継続することで、血糖値の安定やインスリン分泌の節約にもつながる多面的なメリットが期待できます。

本記事では日本循環器学会の最新ガイドラインを基に、心臓病予防・心不全対策の観点から筋力トレーニングの重要性を詳しくお伝えします。

心臓のポンプ機能が気になる女性の皆さまに、ぜひお読みいただきたい内容です。

ふくらはぎは「第二の心臓」――骨格筋ポンプの働きを活かしましょう

「ふくらはぎは第二の心臓」という言葉は、骨格筋が心臓の補助ポンプとして静脈血を心臓に戻す重要な役割を果たしていることを表しています。

筋肉が収縮するたびに筋肉内の静脈が圧迫され、重力に逆らって下肢から心臓へ血液が押し上げられます。

これを骨格筋ポンプ作用と呼び、特に下肢の筋肉(ふくらはぎ、大腿四頭筋など)が活発に働く事で全身の血液循環が効率的に保たれます。

心不全など心臓のポンプ機能が低下した場合でも、この骨格筋ポンプを活用すればむくみの軽減や心臓への負担軽減が期待できます。

日本循環器学会のガイドラインでも、安定した心不全患者に対する運動療法はクラスI(強く推奨)と位置づけられており、安静ではなく積極的な身体活動が推奨されています。

「心臓病になったら安静」は過去の常識――今は運動療法が標準です

心臓病の治療では絶対安静が基本でしたが、現在では状況が大きく変わりました。

2025年改訂版 心不全診療ガイドライン(日本循環器学会 / 日本心不全学会合同ガイドライン)2021年改訂版 心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン でも、適度な運動が心不全の症状改善、生活の質(QOL)向上、再入院防止に有効であることがエビデンスに基づいて明示されています。

心不全とは心臓が十分に血液を送り出せなくなる状態で、手足のむくみや息切れ、胸水の蓄積などを引き起こします。

原因は虚血性心疾患だけでなく高血圧、心筋症、弁膜症など多岐にわたりますが、運動により骨格筋の酸素利用能が向上し、末梢血管抵抗が低下する事で心臓への負担が相対的に軽減されます。

これにより心臓病全体の予防・管理に大きく寄与します。

筋力トレーニングのさらなるメリット――血糖値安定とインスリン節約へ

筋力トレーニングは心臓への負担軽減だけでなく、血糖コントロールの観点からも非常に有効です。

以下に、主なメカニズムを挙げます。

  1. 筋収縮によるインスリン非依存性のグルコース取り込み
    筋肉が収縮すると、AMPK経路などを介してGLUT4が細胞膜に移動し、インスリンの分泌が少なくても血糖(グルコース)が筋肉内に取り込まれます。これにより、インスリンに頼らない血糖低下が即座に起こり、食後血糖の上昇を抑えやすくなります。
  2. IGF-1の傍分泌(パラクリン)作用によるインスリン節約
    筋力トレーニングにより、筋肉内でIGF-1(インスリン様成長因子-1)が局所的に産生・分泌されます。このIGF-1はオートクリン/パラクリンとして働き、インスリンと類似した経路でグルコースの取り込みを促進します。結果として、同じ血糖低下効果を得るために必要なインスリン量が減少し、膵臓の負担を軽減できます。特にインスリン抵抗性が高い方にとって有効なメカニズムです。
  3. 筋肥大による筋グリコーゲン貯蔵容量の拡大
    継続的な筋力トレーニングで筋肉量が増加(筋肥大)すると、筋肉内のグリコーゲン貯蔵庫が大きくなります。筋肉は食事後の血糖の大部分を処理する主要臓器であり、貯蔵容量が拡大すれば、余分な糖を筋肉に大量に蓄えられるようになり、血中への糖残りが減ります。これにより、食後血糖値の安定化やHbA1cの低下が期待でき、長期的にインスリン感受性の向上と分泌の節約につながります。研究でも、筋肉量の増加が血糖コントロールの改善に直結することが示されています。

これらの効果は即効性のあるもの(収縮時・IGF-1経路)と長期的なもの(筋肥大による貯蔵庫拡大)の両方を兼ね備えており、女性の健康維持に最適です。

まとめ:適度な筋力トレーニングで、心臓と血糖の健康を同時に守りましょう

心臓病や心不全の予防・管理には、骨格筋ポンプを活用した運動が欠かせません。

さらに筋力トレーニングを加える事でIGF-1の傍分泌作用や筋グリコーゲン貯蔵容量の拡大により、血糖値の安定とインスリン分泌の節約という大きなメリットが得られます。

女性専用フィットネスLBCでは心臓に優しく、血糖管理にも寄与するプログラムをご用意しております。

軽い有酸素運動と筋トレを組み合わせ、初心者の方でも無理なく続けていただけます。

ぜひ一緒に、心臓と全身の健康を維持していきましょうと言う話です。

滋賀県大津市月輪1丁目3-8 アル・プラザ瀬田4F 女性専用フィットネスLBC 

無料体験随時受付中

(参考:日本循環器学会「2025年改訂版 心不全診療ガイドライン」、「2021年改訂版 心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン」、関連する生理学的研究など。最新の情報は医療機関でご確認ください。)