廃用性萎縮とは? 高齢者こそ行うべき早期運動の重要性

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。
廃用性萎縮(はいようせいいしゅく)とは、筋肉を長期間使わないことで起こる筋肉の萎縮を指します。
怪我や病気、手術後の安静、ギプス固定などで動きが制限されると誰にでも起こりやすい現象です。
特に高齢者の場合では進行が早く、日常生活に大きな影響を及ぼします。
主な原因と筋肉以外にも及ぶ影響
主な原因は「使わないことによる機能低下」です。
筋肉だけでなく、関節や骨にも悪影響が及びます。
具体的に以下の症状を引き起こします:
- 筋力低下
- 関節拘縮(関節が固くなる)
- 骨粗鬆症(骨がもろくなる)
現代の研究では、高齢者で2週間の床上安静だけで下肢の筋肉が約20%も萎縮するケースが報告されています(健康長寿ネット「廃用症候群」より)。
1週間でも筋力が10〜15%低下する可能性があり、安静が長引けば長引くほど回復に時間がかかります。
筋肉や関節は「使いすぎ」も「使わなさすぎ」も問題です。
過度な負荷は故障を招きますが、使わないと萎縮・拘縮の悪循環に陥りやすいのです。
治療・予防の鍵は「早期の適切な運動」
廃用性萎縮の改善には、理学療法やリハビリテーションが最も重要です。
具体的な推奨内容は以下の通りです:
- 筋力トレーニング(徐々に負荷を上げて)
- ストレッチと可動域訓練
- マッサージによる血流促進
- 高タンパク質食の積極的な摂取(筋肉の材料となる)
ここで特に大切なのが「安静の期間を必要最小限に留める」ことです。
怪我や手術直後は確かに安静が必要ですが、病状が安定したらできるだけ早く・できる範囲で動き始めることが回復の鍵となります。
理想は発症・手術後数日以内から、ベッド上での自動運動や座位保持からスタートすることです。
ぎっくり腰(急性腰痛)の場合も「安静は3日まで」が現代の常識
たとえば「ぎっくり腰」の場合でも以前は長期間の安静を勧められることがありましたが、現在は違います。
日本整形外科学会・日本腰痛学会の腰痛診療ガイドライン2019(改訂第2版)では、「急性腰痛に対しては、安静よりも活動性維持のほうが有用」と明確に推奨されています(Mindsガイドラインライブラリ - 腰痛診療ガイドライン2019(改訂第2版)PDF参照)。
実際の目安として多くの医療機関で言われているのは:
- 発症直後〜3日目:痛みが強い間は無理せず楽な姿勢で休養(冷却+痛み止め併用)
- 3日目以降:痛みの範囲内で立つ・歩く・軽いストレッチを開始
3日以上長く安静にしていると筋力低下が進み、再発リスクが高まる悪循環に陥りやすいのです。
高齢者こそ「安静期を過ぎたら即アクション」を
高齢になるほど筋肉の回復力が落ちるため、安静期を過ぎたら積極的に運動しなければなりません。
「安静は当たり前」と思い込んで動かない期間が長引くと廃用性萎縮から抜け出せなくなり、寝たきりリスクが一気に上がります。
まとめ
使わないと筋肉は本当に減っていきます。
しかし正しく・早く動き出せば、失われた機能は取り戻せます。
「もう歳だから…」「また痛くなるかも」と動かなくなる前に、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの「動ける体」を一緒に守り、取り戻しましょう。
ご質問や体験レッスンのご希望がありましたらいつでもお気軽にお問い合わせください。
健康でアクティブな毎日を、一緒に叶えていきましょうと言う話です。
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(参考文献:腰痛診療ガイドライン2019改訂第2版、健康長寿ネット、各種臨床研究データ)

