ダイエットサプリやトレーニング法に騙されないために

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。
「よくわからないことには手を出さない」とは世界的な投資家ウォーレン・バフェット氏のお言葉。
「納得は全てに優先するぜっ!!」とは名作漫画『スティール・ボール・ラン』よりジャイロ・ツェペリ氏のお言葉。
インターネット上には様々なダイエット法、トレーニング理論、さまざまなサプリメントに関する情報が溢れています。
「1日5分で楽々ダイエット」「30秒のストレッチでウエスト-5センチ」「飲むだけで激ヤセ」といった、まるで魔法のような宣伝文句を目にする機会も少なくありません。
しかしこれらの多くは誇大広告である可能性が高いと言えます。
実際に消費者庁や日本広告審査機構(JARO)では、「飲むだけで痩せる」「運動なしで脂肪が落ちる」といった表現が、景品表示法や健康増進法に抵触するとして注意喚起や措置命令が出されるケースが繰り返されています。
ではどうすればこうした情報に惑わされず、自分に合った方法を選べるのでしょうか?
その答えは冒頭の二つの言葉に集約されます。
信じる前に「疑う」ことから始める
バフェット氏の教えはシンプルです。
「自分が理解できないものには投資しない」――これはお金だけでなく、健康や時間への投資にも当てはまります。
ジャイロ氏の言葉は、さらに内面的な納得を重視します。
「自分の心と頭で腑に落ちていない状態では動かない」。
この二つを合わせると、「疑うことから始め、納得がいったら全力で取り組む」という健全な姿勢が生まれます。
ダイエットやトレーニングの世界では、まさにこの姿勢が大切です。
エビデンスがあるサプリメントでも、誇張広告には要注意
「科学的根拠があるから大丈夫」と安心してはいけません。
以下に挙げるサプリメントは信頼できるメタアナリシス(複数の研究を統合した解析)で一定の効果が確認されていますが、広告の表現や価格次第で「インチキ認定」になるケースもあります。
- クレアチン
レジスタンストレーニングと併用すると、上半身・下半身の筋力向上に寄与することが複数のメタアナリシスで示されています(特にエネルギー供給や筋力維持に役立つ研究があります)。
例: Creatine Supplementation in Women's Health: A Lifespan Perspective(女性での強度・パフォーマンス向上を確認)、Influence of age, sex, and type of exercise on the efficacy of creatine supplementation on lean body mass(レジスタンストレーニング併用でリーン体質量増加)。
しかし、「女性でも即バルクアップ!」「爆速マッスル」といった過剰表現や、純粋なモノハイドレートが数百円で手に入るものを高額ブランドで売る場合は注意が必要です。 - カフェイン
3〜6mg/kg程度の摂取で、筋力・パワー出力・持久力の向上が確認されています(最新のメタアナリシスでも、トレーニング中の平均速度やパワーが有意に向上)。
例: Exploring the minimum ergogenic dose of caffeine on resistance exercise performance(低用量でも筋力・持久力向上)、Wake up and smell the coffee: caffeine supplementation and exercise performance(筋力・持久力・パワー向上のエビデンス)。
ただし、「飲むだけで脂肪燃焼爆発」「代謝300%アップ」といった表現は完全に誇張です。カフェインは補助的な役割で、劇的な減量効果はありません。 - プロテイン(特にホエイ)
総タンパク質摂取量が1.6g/kg/日程度まで増加すると、筋肥大(除脂肪体重+0.3kg前後)や筋力向上(+2.49kg前後)が期待できることがメタアナリシスで明らかになっています。
例: A systematic review, meta-analysis and meta-regression of the effect of protein supplementation on resistance training-induced gains in muscle mass and strength(RET併用で筋力・筋量増加)、Systematic review and meta‐analysis of protein intake to support muscle mass and function(リーン体質量増加)。
トレーニングとの併用が鍵ですが、「飲むだけで筋肉がつく」「寝ている間に成長ホルモン爆増」といった広告は、エビデンスを大きく超えた誇張です。総摂取量が十分なら、追加効果は限定的になります。 - ビタミンD
欠乏している場合、特に閉経前後の女性では骨密度維持や筋機能サポートに有効です(カルシウムとの併用で骨折リスク低減のエビデンスあり)。
例: Effects of Combined Exercise and Calcium/Vitamin D Supplementation on Bone Mineral Density in Postmenopausal Women(骨密度・筋機能改善)、Vitamin D Supplementation Improves Handgrip Strength in Postmenopausal Women(握力向上)。
しかし、「飲むだけで美尻・美脚」「脂肪が勝手に落ちる」といった表現は根拠がほとんどありません。
これらの成分は正しい使い方をすれば役立ちますが、「エビデンスがある=何でもOK」ではなく、「エビデンス通りの効果を、エビデンス通りの価格で、過剰に盛らずに売っているか」を判断基準にしてください。
特に注意:ホルモン系薬剤のファッション使用は絶対に論外
アナボリックステロイド(AAS)やマンジャロ(チルゼパチドなどのGLP-1/GIP受容体作動薬)のようなホルモン系薬剤を、健常者がファッション感覚や美容・ダイエット目的で使用するのは完全に論外です。
これらは強力な医薬品であり、医療適応外での使用は安全性が検証されていません。
特にアナボリックステロイドの場合、肉体面の副作用はもちろん、人格への影響が深刻です。
複数のメタアナリシスや系統的レビューで、AAS投与により自己申告の攻撃性が増加することが確認されており(例: Anabolic-androgenic steroid administration increases self-reported aggression in healthy malesで小さいが有意な増加)、俗にいう**「ロイドレイジ(roid rage)」――苛立ち、怒り、攻撃性、気分変動の増大――が起こりやすいとされています。
これにより些細なことでキレる、人間関係が悪化、友人やパートナーとの絶縁といったケースが報告されており、「友達がいなくなる」という事態は現実的に起こり得ます。
更に女性の場合では声の低音化、多毛、陰核肥大、月経異常などの不可逆的な変化のリスクが高く、体だけでなく心と人間関係を大きく損なう可能性があります。
マンジャロなどのGLP-1系薬剤も非肥満者での美容目的使用は消化器症状(吐き気・下痢)、筋肉量減少、長期リスク(膵炎など)が懸念され、厚生労働省からも注意喚起が出ています。
例: Eli Lillyの公式声明では美容目的の使用は承認外であり、偽造品・コンパウンド品のリスクを警告(Open Letter Regarding the Use of Mounjaro® (tirzepatide))。
こうした薬剤は「一時的な見た目変化」の代償が大きすぎます。
本質的な解決にならず、むしろ体と心を壊すリスクが高いのです。
実践的なチェックポイント
- 宣伝文句に「飲むだけで」「運動なしで」「即効」など絶対的な表現がないか
- 根拠として具体的な研究名や数値が示されているか
- 適正価格(例:クレアチン5g/日で数十円レベル、良質プロテイン20-30gで数百円以内)を超えていないか
- 自分自身で「これなら納得できる」と腑に落ちるか
- 特にホルモン系は「医療適応外」「人格変化のリスク」を最優先に避ける
わからないものはまず手を出さない、納得がいったら徹底的に調べて実践する。
このサイクルを繰り返す事で無駄な出費や挫折を大幅に減らせます。
最後に ダイエットやトレーニングは魔法ではなく「積み重ね」
バフェット氏のようにリスクを避け、ジャイロ氏のように自分の納得を最優先に。
そうすればインターネットの情報洪水の中でも、自分らしい健康的な体づくりを着実に進められるはずです。
女性専用フィットネスLBCではこうした「納得できる情報だけ」をエビデンスベースにサポートしています。
ご自身のダイエットやトレーニングでお困りのことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
信じることは、疑うことから始まります。
そして納得がいった先には、きっと大きな成果が待っています。
この記事があなたの「賢い選択」のお役に立てば幸いだと言う話です。
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