「運動しても代謝は上がらない」「日本人女性は筋トレで痩せない」って本当?

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。  

「筋トレしても大して代謝は上がらない」

「日本人、特に女性は筋肉がつきにくいから、筋トレでは痩せられない」

「免疫力を向上させる特別な食材なんてない」

こうした声をお聞きになると、「それはまぁそうでしょうね」と素直に思ってしまう方も多いのではないでしょうか?

実際、科学的に見てこれらの指摘は過度な期待を煽る情報とは一線を画す現実的な見方です。

しかしここで大切なのは「それ等の意見は運動をしない理由には全くならない」と言う事です。

好きな時に好きなだけ飲み食いする生活と、三食バランスの良い食事を心がけ、余暇に身体を動かす生活では半年後・1年後、そして10年後には、体組成・体力・健康指標に大きな差が生まれます。

本記事では信頼できる研究データをもとに上記の疑問を整理しつつ、「アンチエイジングとは結局何なのか」を一緒に考えていきたいと思います。

1. 運動で基礎代謝は「劇的に」上がらない — これが現実

筋肉を1kg増やした場合の基礎代謝上昇は、安静時のエネルギー消費量として1日約13kcal程度とされています(複数の生理学研究で一致)。
一部の情報では「筋トレで50kcalアップ」と書かれていますが、これは筋肉そのものの消費量だけではなく、トレーニングによる除脂肪体重増加や全体的な代謝適応を合わせた目安値です。

つまり、魔法のように代謝が爆上がりするわけではないのです。

期待値を過剰に高く持ってしまうと、途中で挫折しやすくなってしまうのかもしれません。(参考:多くの研究で安静時筋肉1kgあたりのエネルギー消費は約13kcal/日と報告されており、例えばこちらのレビューこちらの記事でも同様の値が引用されています。)

2. 日本人女性が「筋肉つきにくい」背景 — ACTN3遺伝子が鍵

日本人(特にアジア人)では、ACTN3遺伝子(R577X多型)の分布が欧米人と異なります。
一般的な日本人集団のデータでは、

  • RR型(速筋有利):約19〜27%
  • RX型(中間):約50〜54%
  • XX型(速筋発達が制限されやすい):約27〜35%

という報告が複数あります。

XX型ではα-アクチニン-3というタンパク質が産生されにくく、速筋線維の発達がやや制限されやすい傾向がある為に「筋肉がつきにくい」「筋肥大しにくい」と感じる方が多いのです。

ただし、これは「全く筋肉がつかない」という意味ではありません。

トレーニングの質・量・栄養摂取・継続期間によって、十分に体組成は改善できます。

XX型の方でも低〜中強度の継続トレーニング+十分なたんぱく質摂取で、健康的な筋肉量維持は充分可能です。(参考:大規模な日本人アスリートコホート研究では、コントロール群でのRR+RX型の頻度がコントロールで約70%前後、XX型が約27〜30%程度と報告されています。例えばこちらの論文PMC版の研究、また別のコホートでも同様の分布が確認されています。女性特化のデータでもXX型がやや高めに出る傾向があります。)

3. 「免疫が上がる食材」は本当にないのか?

結論から申し上げますと、「これを食べれば免疫力が劇的に向上する」といった魔法の食材は存在しません。

免疫の60〜70%は腸に集中していると言われており、重要なのは特定の食品ではなく腸内環境を整えるバランスの良い食事全体です。

発酵食品(ヨーグルト・味噌・納豆など)、食物繊維、ビタミンC・E豊富な野菜などを日常的に摂ることは確かに有効ですが、
これらを「免疫向上の特効薬」として過度に期待するのは科学的には適切ではありません。(参考:腸内微生物叢と免疫の関係をまとめたレビューでは、食事全体のパターンが重要で、特定の単一食品による劇的な効果はないとされています。例えばこちらのPMCレビューGut Microbiota-Targeted Dietsの研究などで、植物性繊維や発酵食品の摂取が微生物多様性を高め免疫に間接的に寄与するものの、魔法の食材ではない点が強調されています。)

では何をすればよいのか? — 10年後の「差」を生む生活習慣

ここが一番伝えたいポイントです。

短期的に見て「劇的な変化」は出にくい。

遺伝的要素も確かに存在します。

しかし、長期的に見て「何もしない人」と「少しずつ続けている人」の差は歴然です。

  • 血管年齢
  • 筋力維持
  • 炎症マーカー
  • 認知機能
  • 生活習慣病リスク

これらの健康指標は食事のバランス+適度な身体活動の積み重ねで、確実に改善方向へ向かいます。

「好きなだけ飲み食い vs. 三食バランス+余暇の運動」——この差が、半年後には体重や体調、10年後には「自分で歩けるか」「転ばないか」「元気でいられるか」に直結するのです。

名作漫画「スラムダンク」より安西先生の名言を借りれば、「諦めたらそこで試合終了ですよ」

アンチエイジングとは、若返りの魔法ではなく、衰えのスピードをできる限り遅らせる事。

基礎代謝や筋肉のつきやすさに個人差がある事を前提に、「今日より少しずつ前進する」ことを重視したトレーニングを推奨します。

「もう遅いかな…」と思った方こそ、ぜひ一度お気軽にご相談ください。


諦めない限り、必ず道は開けます、あなたの10年後が少しでも輝くものになりますようにと言う話です。

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