本当に怖いのはサルコペニアでありフレイル

 

変形性膝関節症の方がまず注意すべき点は、安静にしすぎることです。

 運動をしなくなると、痛みを感じる痛覚が過敏になってしまいます。 

 関節や筋、筋膜を動かさずにいると、体内で炎症を引き起こす物質が誘発され、より痛みを感じやすくなってしまうとされています。

 これを防ぐためにも、適度な運動が必要なのです。 

 実際に、炎症を引き起こす物質は運動をすることで発生しにくくなるほか、軽度の炎症を伴う慢性的な痛みが軽減される可能性も示唆されています。

 靭帯損傷などの傷害後は絶対に安静にするべきなのですが、慢性期の関節痛のほとんどは動かしながら痛みを緩和させていく事が現代の常識です。

 少々極論にはなるのですが、膝や腰の痛い人程筋力トレーニングで関節回りをカバーするべきなのだと言う話です。 

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