転ばぬ先の杖

 

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。

加齢と共に筋肉量や骨密度、神経機能、内臓の健康、さらには脳の認知機能が徐々に衰えていくと言うのはごく自然なプロセスなのですが適切な運動、特にウェイトトレーニングによってその進行を遅らせ、場合によっては改善できることは科学的に明らかになっています。

高齢者にとってウェイトトレーニングは単なる筋力向上の手段ではなく、健康寿命を延ばし、活力ある生活を維持するための「転ばぬ先の杖」なのです。

しかし運動未経験の高齢者がいきなり重いバーベルを担ぐ訳にはいきません。

高齢者が安全かつ効果的にウェイトトレーニングを始めるには、段階的なアプローチと専門的な指導が不可欠なのです。

なぜ高齢者にウェイトトレーニングが必要なのか。

①筋肉量の維持、向上

筋肉量の減少(サルコペニア)は、60歳以降で顕著になり、転倒リスクや骨折の原因となる。

②骨密度の維持、向上

骨密度の低下(骨粗鬆症)も同様に、骨折や寝たきりのリスクを高める。

ウェイトトレーニングは、筋肉と骨に適度な負荷をかける事でこれらの衰えを抑制する効果が期待できます。

③神経系の適応

神経系の適応を促し、運動の協調性やバランス感覚を向上させる効果もある。

④血中プロフィール向上による内臓機能の負担低減

内臓機能については筋肉量の維持が代謝を活性化し、糖尿病や心血管疾患の予防に寄与する。

⑤認知機能の向上

最近の研究では筋力トレーニングが脳の神経新生を促し、認知症リスクを低減する可能性も示唆されている。

つまり、ウェイトトレーニングは全身の健康を支える総合的なアプローチと言い切れるのです。

しかし高齢者がいきなりジムに通い、重いウェイトを持ち上げるのはとても危険です。

筋力や関節の柔軟性が低下している場合、無理な運動はケガの原因となりかねません。

ここで重要になるのが「転ばぬ先の杖」としての準備なのです。

加齢はもちろん、不摂生から来る生活習慣病やサルコペニア、オステオペニアなどでの転倒からの骨折後にウェイトトレーニングを始めようとしても「時すでに遅し」という可能性も否定できません。

つまり「身体が動かなくなったから運動を始めよう」では無く「身体が動かなくなっては困るから運動をしよう」が正解なのです。

そして高齢者自身が「もう歳だから」と諦める必要は決してありません。

小さな一歩から始めることで、驚くほど身体は応えてくれるもので、当ジムの会員である70代の女性は2年前に軽いウェイトトレーニングから始め、今では孫と一緒に公園を動き回れるようになったと笑顔で仰られます。

彼女は「最初はダンベルを持つ手が震えたけど、今は自分の身体が若い頃より強くなった気がする」とも言われます。

高齢者にとってウェイトトレーニングは単なる運動では無く、人生の後半を自分らしく、元気に生きるための投資なのです。

転ばぬ先の杖を手に、今日から一歩を踏み出してみてはどうでしょうか?と言う話です。

滋賀県大津市月輪1丁目3-8 アル・プラザ瀬田4F 女性専用フィットネスLBC

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