カルシウム摂取も筋トレも「最適な時間」は目的によって違います

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。
~夜が良い?朝が良い?最新エビデンスで徹底解説~
近年SNS等で「カルシウムは夜に飲むと骨に定着しやすい」「筋トレは夜の方が筋肥大する」「いやダイエットなら朝空腹時が最強!」といった情報が飛び交っています。
本当に時間帯で効果が変わるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか?
結論から申し上げますと、「栄養摂取もトレーニングも、目的によって本当に最適な時間が微妙に違います」。
これは都市伝説ではなく、複数の科学論文で確認されている事実です。
1. 骨へのカルシウム定着 → 夜間~就寝前が優位
骨代謝には明確なサーカディアンリズム(体内時計)があり、夜間に骨形成が活発になることがわかっています。
- J Bone Miner Res 2016:骨形成マーカー(P1NP)は夜間~早朝にピーク [](grok_render_citation_card_json={"cardIds":["3706ea"]})
- Osteoporos Int 2018:健康な若年女性で夜間(0~6時)に骨へのカルシウム流入が最も多い [](grok_render_citation_card_json={"cardIds":["59670d"]})
- J Clin Endocrinol Metab 2012:寝たきり患者でも夜間に尿中カルシウム排泄が減少し、骨への保持が増加 [](grok_render_citation_card_json={"cardIds":["f4a5c4"]})
また閉経後骨粗鬆症治療では「就寝前のカルシウム+活性型ビタミンD投与」が骨密度上昇効果が高いことも報告されています(Clin Endocrinol 2019など) [](grok_render_citation_card_json={"cardIds":["e43d0d"]})。→ 骨を強くしたい方は、夕食後~就寝前が科学的におすすめです。
2. 筋肥大(バルクアップ)目的の筋トレ → 夕方~夜(16~21時)が優位
筋力発揮や同化環境にも日内リズムがあります。
- J Strength Cond Res 2019(メタアナリシス):夕方以降のトレーニングの方が筋断面積増加量が有意に多い [](grok_render_citation_card_json={"cardIds":["b2fdf2"]})
- Chronobiol Int 2021(系統的レビュー):筋力ピークは体温ピーク(16~18時頃)と一致 [](grok_render_citation_card_json={"cardIds":["0d11a6"]})
- テストステロン/コルチゾール比が夕方以降に最も高く、筋タンパク質合成に有利
夜トレ後は睡眠中の成長ホルモン分泌と重なり、回復・肥大効果が最大化されやすいのもポイントです。→ とにかく筋肉を大きくしたい方は、夕方~夜のトレーニングが現時点で最強です。
3. 脂肪燃焼・ダイエット目的 → 朝は「かつてほど有利ではない」が、条件付きで有効
一時期「朝空腹時が脂肪燃焼のゴールデンタイム」と騒がれましたが、最新研究では見方が変わっています。【かつての主張】
朝はコルチゾールが高く、グリコーゲンが少ない → 脂肪が燃えやすい【2023年以降の最新エビデンス】
- J Physiol 2023(メタアナリシス):24時間トータルの脂肪酸化量に有意差なし [](grok_render_citation_card_json={"cardIds":["dcda92"]})
- Am J Clin Nutr 2024(12週間RCT):朝空腹トレと朝食後トレで体脂肪減少量はほぼ同等 [](grok_render_citation_card_json={"cardIds":["fd9900"]})
- 運動中の脂肪利用率は上がるが、その後の食欲増加などで相殺される(Fat oxidation paradox)
つまり、「空腹だから脂肪が劇的に燃える」はほぼ都市伝説化しました。
ただし、以下の場合は朝トレが依然として有効です:
- 朝イチで運動することで1日のNEAT(非運動性活動熱産生)が上がる人
- 生活リズムとして朝型の方が継続しやすい人
→ ダイエット目的なら「いつでも継続できる時間」が最優先。
無理して早起きする必要はありません。
目的別おすすめタイミングまとめ(2025年最新版)
| 目的 | おすすめ時間帯 | 主な理由 |
|---|---|---|
| 骨を強くしたい | 夕食後~就寝前 | 夜間に骨形成・カルシウム定着がピーク |
| 筋肥大・筋力アップ | 16~21時 | 体温・テストステロン・神経系が最高値 |
| 体脂肪減少(筋肉は守りたい) | 朝10~12時(軽食後) | 脂肪燃焼しつつ筋分解を最小限に |
| ガチ減量(筋肉少し減ってもOK) | 朝6~8時(空腹) | わずかに脂肪酸化優位(BCAA併用推奨) |
| 時間がない人 | 継続できる時間 | 時間帯による差は5~15%程度。習慣が全て |
最後に「夜が最強」「朝が最強」という議論は、どちらも正しく、どちらも間違っていると言えます。
大切なのは**「自分の目的に合った時間を選ぶ」こと。そして何より継続すること**です。
ぜひご自身の目標に合わせて、最適なタイミングで取り入れてみてくださいねと言う話です。
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