筋力トレーニングが認知症を遠ざける――老若男女に必要な理由

滋賀県大津市瀬田のトレーニングジム 女性専用フィットネスLBCです。

運動不足やそれに伴う肥満は、高血圧・糖尿病などの生活習慣病を引き起こしやすく、これらが蓄積すると将来的に認知症の発症リスクを高めることが、多くの大規模研究で明らかになっています。

特に40~60代の中年期にBMIが25を超える肥満状態が続くと、アルツハイマー病や血管性認知症のリスクが1.5~2倍近くに上昇することが分かっています。

一方で肥満による代謝異常は脳血流の低下を招き、長期的に脳の機能低下を進行させる要因にもなります。

逆に定期的な運動習慣――特に筋力トレーニング――は、脳由来神経栄養因子(BDNF)の産生を強力に促進します。

BDNFは海馬の神経新生やシナプスの可塑性を高め、記憶力の維持・向上に直接的に寄与する為に認知症予防効果が非常に高いと評価されています

高齢者にとって「太り過ぎ」も「痩せすぎ」も危険。

その回避策も筋トレ65歳以上の高齢者では、少し意外なデータがあります。
日本人をはじめとする東アジア系の追跡研究では、BMIが23~24.9の「標準体重のやや高め」のグループが、認知症発症率・死亡率ともに最も低いことが繰り返し報告されています。

  • BMI 18.5未満(低体重)→ 認知症リスクが急上昇
  • BMI 30以上(肥満)→ 再びリスクが上昇する傾向

つまり高齢者にとって極端な「痩せすぎ」も「太り過ぎ」も危険であり、最適ゾーンはあくまで標準体重の範囲内、特に23~25程度に収めることが理想的です。

そしてこの最適ゾーンを維持する最も現実的かつ効果的な手段が「筋力トレーニング」です。

筋トレは基礎代謝を高めて過度な肥満を防ぎ、同時に加齢による筋肉量減少(サルコペニア)を阻止します。

筋肉量が保たれていれば、たとえ体重が多少減っても「フレイル(虚弱)」に陥りにくく、結果として認知症リスクを大幅に低減できることが分かっています。

結論:筋力トレーニングは老若男女に共通する最強の健康投資

  • 若い頃から筋力トレーニングを行う → 中年期の肥満・生活習慣病を予防し、認知症の土壌を作らない
  • 高齢期になっても筋力トレーニングを続ける → 痩せすぎ・太りすぎの両方を回避し、脳と体の機能を守る

筋力トレーニングの目的は「美しい身体のライン」だけではなく、健康寿命の延伸とQOL(生活の質)の向上です。

年齢・性別を問わず、週2~3回の筋力トレーニングを生活に取り入れる事、これが現時点で科学的に最も裏付けられた「未来の自分への最高の贈り物」と言えるでしょう。

まずはスクワットや腕立て伏せなど、自宅でできる種目から始めてみませんか?

あなたの10年後、20年後の脳と体が、きっと感謝してくれるはずですよと言う話です。

滋賀県大津市月輪1丁目3-8 アルプラザ瀬田4F 女性専用フィットネスLBC 

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